令和4年度 私立中学高等学校私学振興全国大会報告

令和4年度 私学振興全国大会 結果概要

【主 催】
日本私立中学高等学校連合会(日私中高連)
日本私立小学校中学校高等学校保護者会(日私学保連)

【日 時】
令和4年11月9日(水)14:00~15:10

【会 場】
東京・アルカデイア市ヶ谷3階「富士の間」(東京都千代田区九段北4-2-25)

【来 賓】
本人27名(下記)、代理23名 計50名 *敬称略
文科省 永岡桂子  文部科学大臣 [挨拶・決議受取]、簗 和生 文部科学副大臣
自民党 萩生田光一 政務調査会長[挨拶]
    遠藤利明  総務会長[挨拶]
    塩谷 立  元文部科学大臣[挨拶・保護者願受取]
    下村博文  元文部科学大臣[挨拶]
    伊藤信太郎、井原 巧、今井絵理子、上野通子、亀岡偉民、木原 稔
    末松信介、田中英之、渡海紀三朗、長島昭久、中曽根康隆、中村裕之
    丹羽秀樹、船田 元、堀井 学、松本剛明、松本洋平、宮内秀樹
    保岡宏武、山下雄平、義家弘介 
                 
【参加者】
私立中学校、高等学校関係者並びに保護者 計386名

【次 第】
1.開会の辞     工藤誠一  日私中高連副会長
2.主催者代表挨拶  吉田 晋  日私中高連会長
           門傳英慈  日私学保連会長
3.来賓挨拶     永岡桂子  文部科学大臣
           萩生田光一 自由民主党政務調査会長 他                            
4.要請       近藤彰郎  日私中高連副会長
5.保護者の願い   田岡真澄美 高知県私立中学高等学校保護者会連合会
6.決議採択     中園裕介  日私学保連副会長
7.閉会の辞     松良千廣  日私中高連副会長

令和5年度私立高等学校等関係政府予算に関する要望はこちら

開会の辞 日本私立中学高等学校連合会 工藤誠一 副会長 

工藤誠一 副会長
私たちは、学校と保護者と立場は違うが、私学振興こそが日本の公教育の更なる発展に道を拓くものと確信し活動を続けている。
本日、ご臨席の国会議員の先生方にも、ぜひ私立学校関係者、保護者の願いを受け止めていただき、我が国の教育、私学振興へのご支援を切にお願い申し上げる。

主催者代表挨拶 日本私立中学高等学校連合会 吉田 晋 会長

私立学校は建学の精神のもと、有為な人材の育成を通じて、国や社会の発展に寄与していくことを目指して、常に新しい時代に対応した、特色ある教育活動を日々実践している。しかしながら、その経費が全額公費で賄われる国公立学校と異なり、私立学校は経常費助成と学納金によって支えられていることから、経常費助成費等補助金をはじめとする公的支援の拡充と共に保護者に対する授業料等への軽減支援措置の拡充が重要である。私たち私立中学・高等学校はこの私学助成と保護者にご負担いただく学納金によって、子供たちの教育をより一層充実させていくことをお約束し、主催者挨拶とさせていただく。

主催者代表挨拶 日本私立小学校中学校高等学校保護者会連合会 門傳英慈 会長

門傳英慈 会長
学校では長引く新型コロナウイルス感染症への対応と共に、何より子供たちが安心・安全に学ぶことができる施設・設備の整備が求められ、さらには学校教育におけるデジタル化が進められている。しかしながらそれらの基盤となる生徒1人1台端末の配備をはじめ、私立学校には残念ながら補助率の壁があるなど、私立中高の保護者の立場からすれば、国公立に比べて公的支援は依然低い水準に止まっていると言わざるを得ない。私立学校における教育環境の更なる充実と保護者の教育費負担軽減のため、国による支援の拡充強化を強くお願いしたい。

来賓挨拶 文部科学大臣 永岡桂子 様

永岡桂子 様
岸田内閣では「人への投資」を第一の政策に掲げ、子供や子育て世代の視点に立った子供政策について政権を挙げて進めていくこととしている。文部科学省としては、私立中学校高等学校等の運営に必要な経常経費の確保はもとより、耐震化等の防災機能強化、感染症対策による学習機会や私立高校等のICT環境整備等について来年度概算要求において切れ目のない支援を行うべく必要な予算を要求しているところである。今後ともご出席の先生方の持つお力も得つつ、私立学校の発展のために精一杯取り組みたい。

来賓挨拶  自由民主党政務調査会長 萩生田光一 様

萩生田光一 様
文部科学大臣時代には、コロナの猛威が襲いかかる中、学校のICT環境が国際的に遅れていることを実感し、令和の日本型学校教育の実現という目標を掲げて、1人1台端末の実現などを目指すGIGAスクール構想を進め、皆様のご理解ご協力のお陰で、私立学校も含めて一気にICT環境の整備が進んだ。我が国の教育費をOECDデータで見ると公財政教育支出の対GDP比は、OECD諸国の平均4.4%と比べても3.0%であり参加国中まさに最下位である。変化の激しい時代だからこそ、子供たち一人ひとりが未来を生き抜く力を身につけることができるよう最大限の支援を行っていかなくてはならない。

来賓挨拶

自由民主党総務会長 遠藤利明 様元文部科学大臣 塩谷 立 様元文部科学大臣 下村博文 様
自由民主党総務会長
遠藤利明 様
元文部科学大臣
塩谷 立 様
元文部科学大臣
下村博文 様

ご来賓の方々

要請 日本私立中学高等学校連合会 近藤彰郎 副会長

近藤彰郎 副会長
全国の私立中学高等学校ではコロナ禍でも対面授業を続けている。我々はエッセンシャルワーカーとしての務めをこれからもしっかり果たしていくが、それは国のため、学校のため国民のためである。我々は私学は公の立場にあり、私立学校が役割を果たすことができているのは創意工夫ができる自由な環境があるからであると考えている。経常費等補助金をしっかりと守っていただくこと、そして、創意工夫ができる自由闊達な環境をぜひ確保していただくこと、この2点を要請とさせていただく。

保護者の願い

「保護者の願い」
朗読 田岡真澄美
高知県私立中高保護連
内容はこちら
塩谷立元文部科学大臣に保護者の願いを手交

決議採択

決議採択
朗読 中園裕介日私学保連副会長
内容はこちら
永岡桂子文部科学大臣に決議書を手交

閉会の辞 日本私立中学高等学校連合会  松良千廣 副会長

松良千廣 副会長
私ども私立中学・高等学校は、優れた人材を育成し、社会に貢献するために、日々努力を重ねている。この私学振興のために、本日は、公務ご多忙の中、多くの国会議員の先生方のご来臨を賜り、大変心強く思い、心より御礼申し上げる。
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